12.京都


【芭蕉自筆影印】
 京耳の本りて 三井秋風可 鳴瀧の山家をとふ
梅林
 
 梅白し昨日ふや鶴を盗連し

 樫の木乃花耳可ま者ぬ姿可那

伏見西岸寺 任口上人尓逢(?)

 我可きぬ尓婦しみの桃の雫せよ

(京にのぼりて、三井秋風が、鳴瀧の山家をとふ。
梅林
 
 梅白し昨日ふや鶴を盗れし

 樫の木の花にかまはぬ姿かな

伏見西岸寺、任口上人に逢(?)

 我がきぬにふしみの桃の雫せよ 

【句碑】
①北音戸山橋の下
 京都市右京区鳴瀧蓮池町 
 Google Mapに句碑表示有

 梅白しき能ふや鶴を盗禮し
(梅白しきのふや鶴を盗れし)
「自筆『梅白し』ほか連句懐紙を拡大」

②西岸寺
 京都市伏見区下油掛町898

 我衣に婦し美能桃農(?)志徒くせ与
(我衣にふしみの桃のしつくせよ)
(我がきぬに伏見の桃の雫せよ)


③詠地付近になし

(樫の木の花にかまはぬ姿かな)
  別市町村 群馬・前橋市・香集寺




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