千里尓旅立て 路粮(ミチカテ)をつゝます 三更月下無何(ムカ)尓入登云遣舞 む可しの人能杖尓春可りて 貞享甲子(キノエネ)秋八月 江上の破屋をいつる程 風能聲 そゝ路寒氣也
(千里に旅立て、路糧(ミチカテ)をつゝまず、三更月下無何(ムカ)に入と云けむ。むかしの人の杖にすがりて、貞享甲子(キノエネ)秋八月、江上の破屋をいづる程、風の声、そゞろ寒気也)
野さらし越心尓風の志む身哉
(野ざらしを心に風のしむ身哉)
秋十とせ却て江戸越指古郷
(秋十とせ却て江戸を指古郷)
關こゆる日盤雨降て山皆雲尓可く禮たり
(関こゆる日は雨降て山皆雲にかくれたり)
雰しく禮富士越みぬ日楚面しろき
(霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面しろき)
何某ちり登云希流盤 此多ひみち能多す希登なりて 萬い多者り心を盡し侍る 常尓莫逆(バクゲキ)の交婦可く 朋友信有哉 此人
深川や芭蕉を富士尓預行 ちり
(何某ちりと云けるは、此たびみちのたすけとなりて、万いたはり心を尽し侍る。常に莫逆(バクゲキ)の交ふかく、朋友信有哉、此人
深川や芭蕉を富士に預行 ちり )
【句碑】
①芭蕉句碑三島山中富士見平
三島市山中新田40-1諏訪神社駒形神社~三島スカイウオークの中間
R1沿 食堂「富士見平」駐車場
霧しくれ富士を見ぬ日そ面白き
(霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き)
②詠地付近になし
(野ざらしを心に風のしむ身かな)
別市町村 伊賀市・ふるさと公園
③詠地付近になし
(秋十とせ却て江戸を指す故郷)
①芭蕉句碑三島山中富士見平
三島市山中新田40-1諏訪神社駒形神社~三島スカイウオークの中間
R1沿 食堂「富士見平」駐車場
霧しくれ富士を見ぬ日そ面白き
(霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き)
②詠地付近になし
(野ざらしを心に風のしむ身かな)
別市町村 伊賀市・ふるさと公園
③詠地付近になし
(秋十とせ却て江戸を指す故郷)
④芭蕉句碑三島芝本
三島市芝本町3−8